骨折しやすくなる
骨粗しょう症
骨粗しょう症は骨強度の低下により骨が脆弱化し、骨折を来しやすくなった状態です。通常であれば骨折しないような軽微な外力で骨折を生じます。
骨粗しょう症でみられる骨折は、背骨の骨折が最も多く、次いで股関節の骨折、手首の骨折、肩の骨折、骨盤の骨折などです。特に60歳以上の女性はホルモンの影響もあり、知らない間に骨粗しょう症となっていることがあります。
ひとたび骨粗しょう症によって骨折すると、適切な治療を行っても車いす生活や寝たきりになる可能性があります。骨粗しょう症そのものには痛みなどの症状はありませんが、健康寿命を保つため、定期的に骨密度検査を行い骨密度が下がり始めたら骨折の予防のための治療をお勧めいたします。
当院では積極的に骨密度検査を行い、患者さんそれぞれのライフスタイルにあった治療を提案しております。また、正確に骨密度を評価できる検査装置を導入しております。特に60歳以上の女性の方は、1年に1~2回の骨密度検査をお勧めいたします。